
ろくしょうくん。ろくしょう君が何を言っているのか分からないよ。
そう思う人もいるかもしれませんが、事実です。
日本企業の企業年金である退職金は、確定給付年金のほか、確定拠出年金という年金制度を取り入れています。
確定給付年金とは
確定給付年金は、その名の通り
決まった退職金を頂けることが出来ます。言ってみれば決まった給料を退職金としてもらうイメージ。
そして、この退職金は会社が資金を運用して用意します。
確定拠出年金とは
確定拠出年金は、毎月会社が決まった金額を社員にだすので、その金額はあなたが運用して、退職金を準備してね!というもの。
つまり資金運用が失敗しても、それは自己責任。
年金が少ないのは、あなたの資金運用が下手だったんだから、しーらねって言われてしまいます。
会社としては、みんなに同じように運用資金を上げているんだから、年金が少ないのはあなたの運用が下手だからと言ってしまえばいい。 確定拠出年金は、会社にとって有利な制度と考えてもいいですね。
この制度を逆手にとって。投資の仕方が分からない。投資は怖くて出来ない。そんな人は、この確定拠出年金を使って、資金運用を勉強してみるのも一つの手だと思います。
どんなに失敗しても、退職金が減るだけ。現在の自分のお金には全く影響がないもの。これって、裏を返せば、いくらでも失敗出来るということ。
いやいや、失敗したら年金減るじゃん。そう思う人も多いと思いますが、そこは選べる運用商品がかなり絞られているので、実際はそこまで年金に差はでません。
ただし、上手く運用すると、大きく退職金を増やすことが出来ます。
ものすごく保守的な預金で資金の100%を運用すれば、ほぼ給付されたお金を上回るでしょう。少なくともマイナスにはなりません。
一方少しリスクを上げて、国内外の債権(国債など)に重きをおいて運用したならば、預金よりは増えます。特に国外債権であれば、為替の影響をうけるので、円安の時は、より多くの退職金がもらえます。
退職金は一時金として全額もらうこともできるし、月々貰うことも選択できるとおもうので、為替のタイミングを見計らってもらうということもできます。
もちろん、国内外の株式をメインとした投資もできます。ただ個別銘柄をかうわけではないので、投資信託での投資となると思います。
これまで述べた、預金タイプ、国債タイプ、投資信託タイプ。
その割合は自分で選べることができるし、割合はいつでも変えることができるのです。
おそらく、会社の方からそういった告知もあり、勉強会などを実施しているところもあるのではと思います。
自分で運用して退職金を作るのなんて、めんどくさくてやってらんねーということで、最初に設定した資金配分をそのまま放置している人も多いはず。
でもちょっと待って。
これ、資産運用のかっこうの勉強の場ではありませんか。
なにより、今の自分のお金には一切関係してこないし、どんな商品に投資するかいくらでも選びようがあります。
まずは、この確定拠出年金制度をつかって、投資をまなんでみるのも面白いと思います。
それでは、今日はこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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