
前回の記事で、長期投資におすすめなインデックスファンドとして
eMAXISシリーズをご紹介しました。
インデックスファンドとは
株価(ベンチマークと呼ばれる日経平均株価や東証TOPIX)を基準として運用しているファンドで
株価に連動することを目標とし、平均点を狙う投資方法です。
これに対して、株価の平均以上を目標とするアクティブファンドというものがあります。
目標の違いの他には、どんな違いがあるのか?
それは、運用管理費。すなわちコストです。
投資をするうえで「コスト>儲け」では収支はマイナスになってしまいます。
それぐらい、投資において運用コストは低い方が良いもの。
なぜなら、コストが高いからと言って、それが直接儲けにはつながらないからです。
では、高いコストのアクティブファンドの何が良いのか。
それが「平均以上を目標とする」にあります。
「コストが高いからと言って、それが直接儲けにはつながらない」のにどういうこと?
そう思われますよね?
アクティブファンドは平均以上を目標とするので、
各商品が独自の判断基準によって株価を上回る商品を選んでいます。
商品を選ぶうえで、詳しく選定、分析するといった人件費のコストがインデックスファンドよりも多くかかります。
そのため、インデックスファンドよりコストが高くなってしまうのです。
ですから、アクティブファンドを選ぶにあたっては「コスト<儲け」となっている商品を選ぶことが大事なのです。
そこで最近では、運用手数料が低いアクティブファンドも出てきており
その一つが「たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略」。
また、手数料が1%を超えるものの、評価額が堅調な商品として「レオスのひふみ」があります。
|コストと高騰率の比較
種類 | 銘柄 | 運用手数料 | 評価額の高騰率 | 手数料を引いて 10年に換算 |
インデックスファンド | eMAXIS バランス(8資産均等型) | 0.54% | +92.84% (8年経過) |
+116.05% |
アクティブファンド | たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略 |
0.756% | +33.77% (2年経過) |
+161.29% |
アクティブファンド | レオスのひふみ | 1.058% | +412.1% (10年経過) |
+401.52% |
開始時期が異なるため、一概に比較はできませんので、便宜的に開始からの年手数料を引く。
レオスのひふみの10年に合わせるため、10年換算を行った結果です。
開始時期、開始時の市況が異なるため、精緻な分析ではありませんが、簡易換算すると、このような結果になりました。
これを見ると、インデックスファンドより手数料が高くても、
それ以上のパフォーマンス(儲け)を出していることが見えてきます。
このように、アクティブファンドであっても、優良な投資信託商品があるのも、事実。
また、これはインデックス、アクティブどちらにも言えることですが、開始以降
1.純資産が増加していること
2.基準価額が増加していること
3.分配型であれば、分配金額が減少していないこと。
4.分配型であれば、分配金額を再投資した場合の評価額が増加していること
5.「年コスト<高騰率」であること
この5点が良商品を選ぶポイントとなります。
長期投資は5年後、10年後の儲けに着目するので、
中でも純資産と基準価額の増加は重点的に選ぶ基準として考えた方が良いと思います。
「eMAXIS バランス(8資産均等型)」「たわらノーロードplus国内株式高配当最小分散戦略」は
SBI証券で取り扱っています
口座開設はこちらからできます⇒SBI証券
「レオスのひふみ」は、ひふみ投信で取り扱っています。
なおひふみ投信は商品の直販会社なので購入手数料が無料なのは、コストを考えると嬉しい点です。
口座開設はこちらからできます⇒レオスのひふみ投信
いずれも私は積立投資していますが、その他に投資しているインデックスファンドとして
「セゾン投信」の「バランス・グローバル・ファンド」「資産形成の達人ファンド」があります。
嬉しいことに「バランス・グローバル・ファンド」に至っては、9月よりコストが切り下げられました。
口座開設はこちらからできます⇒セゾン投信
あなたが長期投資を選ぶ際の参考となれば幸いです。
「長期投資に適したファンドとは(3)」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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