
デイトレーダーになりたいというわけではないですが
株式売買でロングセラーの名著ということで、今更ながら
「デイトレード」という本を読み始めた。
市場で株式を売買することはあまりありないが、
それでも取引について新しい気づきを得る。
それは「株式ではなく人を取引する」ということ。
当たり前のことなのですが、株式を売るということは、必ず買う人がいて
逆に買うということは、売る人がいる。
この視点なかなか面白い。
業績が良くても株価が下がったり、逆に悪い情報が出ても、株価が上がったり。
実態に即した値動きをしないのは、売買する人の思惑が絡んでくる。
言われてみれば、どうしてこんな値動きをするのだろうと思うことは多々あることだ。
それは、普段ニュースだけでは聞き流してしまいそうな現象だ。
要は情報を得た人が、それをどう評価するのかを考えろというものだ。
なるほど、私は合点した。
本を読み進めていると、寡黙な先輩が「FXやってるの?」話しかけてきた。
ちょっと意外な展開。私も誰それと話をするほど社交的ではないのだが、
そんな私から見ても、用がなければ話しかけてくるような人ではないからだ。
先輩は、開口一番「トレンドなんてないよ」と話し始めた。
そして「トレンドは上限値と下限値の帯全体を言うから、トレンドを見て取引するなんてのはナンセンス」と言い放った。
あっけにとられて「はぁ」としか答えれなかったが、その後もスキャルピングをするなら、夜中の1時。
海外市場が一服したころ合いが良いということも教えてもらった。
また、スワップ金利で毎日500円だがお小遣い程度に儲けているから、
スワップ取引もおすすめだという情報も頂く。
休み時間とはいえ、仕事場でトレード関連の本を堂々と読んでいる人はあまりいない。
きっと、私がトレードの本を読んでいて「お仲間発見!」と思い話しかけてきたのだろう。
新しい気づきを本から得るだけでなく、本がきっかけで、それまであまり親しくない人とも
気軽に話すことが出来る機会を得た。
その時は10分程度話しただけだったが、私もまた「お仲間発見」と嬉しくなった。
さあ、今日はどんな気づきがあるのだろう。
そう思うと、憂鬱な午後の仕事にも多少身が入るというものだ。
「デイトレード」は、少し値が張りますが、お近くの書店で購入可能です。
お近くの書店にない場合は、楽天市場でも取り扱っていますので
ご興味がある方は手に取ってみてください。
![]() |
デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術 [ オリバー・ベレス ] 価格:2,376円 |
「デイトレードから始めよう」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。