
投資している債権価額が20%下落したら、あなたはどうしますか?
半額売却。全額売却する?
塩漬けして回復を待つ?
追加購入して損失損を平準化する?
などなど、対応は人それぞれいろいろあると思います。
そして売却と、その他では決定的な違いがあります。
売却は損失確定するので、含み損ではなく実損になり、
それ以外の方法を選択した場合は、含み損のままですよね。
私は回復を待たず、全額売却し、実損を確定します。
もちろん、塩漬けにして、回復を待つのも一つの手ですが、これでは投資資金が死に金
つまり、利益を生まないお金になってしまいます。
塩漬けしている間に、他の投資商品で利益が出せるチャンスがきても
即座に対応できないことは、資産を積み上げていく上で、損害とも言っていいでしょう。
「あの時、引き揚げた資金を回していれば」
そう思ったことはありませんか?
儲けのチャンスを逃すことは、損失額が戻ってくるよりも、確率的に大きいとこと
投資をしたことがある人なら、一度や二度、経験したことがあるのではないでしょうか。
人はどうしても、一円でも安くなったものを切り捨てる時、
大きな決断が必要になります。
それは、損失額が大きくなればなるほど、エネルギーを必要とします。
そして、ほおっておくと、残念ながらより悪い結果に結びついてしまうことが多いと感じませんか?
あの時、損切していれば。。。。そう思っても後の祭り。
損切のタイミングとは、それほどシビアかつストレスがかかる行為です。
でも、この行為を実践しなければ、あなたのマイナスは、いつまでもマイナスのまま。
もっと言えば、マイナス額を広げてしまう結果に直結してしまうのです。
また、含み損を抱えたままだと、儲けるというより、その損失を補填して、
何とかプラスにもっていきたいと考えるものです。
これ、不思議なことに、逆効果になることがおおい。
つまり、含み損はいつまでも抱えていないで、いったんリセットし
新しく、投資を始める方が、儲かる確率は高くなるのだと、私は思っています。
これは投資信託、株式売買、FXすべてに言えることです。
この中でも、特に実感できるのがFXです。
数秒から数分で含み損が倍にも、10倍にもなります。
あの時損切していれば防げた損失。
これを実行するにあたって難しいのは、人はどうしても失ったお金を取り戻そうとするから
下がってくるかもしれない、上がってくるかもしれない、という希望的に身をゆだねてしまいがち。
投資には、テクニック以上に、心理的な葛藤に打ち勝つ力が必要なのです。
下がった分を他で稼ぐ=勝者の心理
上がるまで待つ=敗者の心理
だと思っています。そして、この「上がるまで待つ」という敗者の心理に打ち勝たなければなりません。
上がるまで待つという心理状態の時には、あなたの投資エネルギーはほぼゼロの状態だと思います。
ゼロの時に舞い続けると、より案息に、マイナスを減らそうと、追加投資したりと
おおよそ間違った行動にうって出がち。
特に回復に長期間を要するような債権であれば、運用できる資産を長期にわたって凍結してしまうことになるので
完全に儲ける機会に参入できなくなる結果を招きます。
そうならないために、いくら損失が出ようと、回復が見込めない、時間がかかるものについていては、
いったん損切をしてリセットすることをお勧めします。
実は、この損切を実行してリセットすることについて、
あなたは、どうして、この債権、この株、この通過に、このタイミングで売り、または買いを入れたのか
真剣に考える時間を作ることが出来ます。
この失敗の根源を探すことが、次の投資への心構えを知り、
プラスを狙える機会を感知できる場の雰囲気や、感覚を得ることにつながります。
初心者は特に、損切ということに対して臆病になりがちですが、
初心者で、少額の損失なればこそ、早々に切り上げ
一度リセットし新たな投資に向かうことが、マイナスから脱出する正攻法だと考えています。
損切のプレッシャーをはねのけて、チャンスの時に即座に行動できる体制を整えておく。
出来ない決断を無理にでもする。このことがあなたの資産運用は劇的に変化をもたらすでしょう。
「損切出来ない人ほどマイナスから脱出できない」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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