
気がつけば、2018年も9月も中旬。
あっという間に、一年も残すところ三カ月ちょっととなりました。
子供のころは一年がとても長く感じたのに
年齢を重ねるたびに、一年が経つのが早くなりますよね。
体感として時間が早く過ぎてしまうのは、
成長するにしたがって新しい発見が少なくなるからだそうです。
子供は、食事のおかず一つとっても「おいしそう」とか
「どんな味なんだろう」とか色々と考えながら食事をする。
大人になると、おかず一つ一つを考えながら食べることって、なかなかないですよね。
この「考える」ことが、時間を長く感じる理由だそうです。
大人になっても大勢の人の前で発表をするときなど、緊張していろいろ考えますよね。
話している時間は数分~5分でも、やけに時間が長く感じたりしませんか?
これは、考えをあれこれ巡らせているため、体感的に長く感じるのでしょう。
もし、あなたが時間が早く感じているのなら、新しい刺激に対して「考えていない」
または、新しい刺激自体が少なくなっているのかもしれませんよ。
そこで今日は新しい刺激を一つ。
毎年、新しい非課税枠がもらえるNISA。
今年も残すところ三カ月。そろそろ来年のNISAの使い方ちょっと考えてみませんか。
一般NISAを使って投資をすると
120万円までの投資に対する配当利益、売却利益といった利益は非課税です。
非課税期間は、投資開始から5年。
つまり、5年経過後の配当利益、売却利益には、通常の投資利益と同じく20%が課税されます。
一般NISAは2014年から始まりました。
つまり、来年2019年。2014年分の非課税期間が満了を迎えることになります。
どういうことかというと、2014年のNISA枠を使って投資したものについては
2019年(1月1日からではなく、債権受け渡し日以降)には、
配当利益や売却益に20%が課税されることになります。
せっかく配当金が非課税でもらえていたのに!
これからも値上げが期待できるのに。
売却してしまうと、また一からやり直し。しかも120万円までだし。
どうしたら良いの?!
そう思いますよね。
実は、5年の非課税期間を10年に延長できることをご存知でしょうか。
その方法は、2019年のNISA枠に、そのまま資産を移すこと。
しかも、120万円を超えていても、全額非課税のまま移すことが出来るのです。
このNISAの資産を移すことを、ロールオーバーと言います。
ロールオーバー制度を利用することで、6年目以降の利益も非課税となります。
これは「強い資産」を作っていく上で、うれしいですね。
せっかくの利益。20%が税金として減ってしまうのですから、
6年目以降も非課税が続くと考えると大きな節税になります。
どうすれば良いかというと、ご利用の金融機関に
「2014年のNISAを2019年のNISAにロールオーバーしてください」
と言えば金融機関で対応してくれます。
非課税投資を引き継ぎたい方は、おはやめに依頼しておくとよいと思います。
今年も残すところ三カ月。あっという間に2019年になりそうという、あなた。
一般NISAと積み立てNISAはどちらか一方しか選べません。
2018年の枠をロールオーバーすると、2019年の積み立てNISAは選択できないということになります。
一般NISAと積み立てNISAにはそれぞれメリットがありますので
ロールオーバーをお考えの方は、そろそろ来年のNISAの使い方、ちょっと考えてみませんか。
「2019年 初めてのNISA満期 どうなる、どうする?!」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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