
利回り額を元本に組み入れることで加速度的に口数を増やす=元本が増える。
元本が増えれば、それだけ利回り額を毎日の資産に組み入れ、さらに資産形成に有利。
では、これどこでもできるの?
そんな疑問がわいてきました。
松井証券「投信工房」の積立タイミングは「毎月」「毎週何曜日」「毎日」が選べる。
元本組み入れのタイミングを多くすることで利回り分を効率よく元本組み入れができ、
結果的に、短期間で年利回りを達成できることができる。
では、WealthNavi(ウェルスナビ)でも、同じことが出来ないのか?
設定上は、毎月積立のみであり、一見不可能のように思われる。
そこで、WealthNavi(ウェルスナビ)に問い合わせをしました。
問い合わせ内容と回答
WealthNavi にお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
Wealthnaviでは、分配金や、追加入金により、ポートフォリオの現金部分が運用額に対して一定額を超えると自動で追加投資を行います。
なお、追加入金後の資産評価額によって、購入条件が変わります。追加投資の詳細については、以下をご参照いただき、資産評価額については、ログイン後のホーム画面に表示されている「資産評価額」にてご確認ください。
ご参考(よくあるご質問):追加投資はどのように行われますか?
https://support.wealthnavi.com/hc/ja/articles/115002492592ご参考(よくあるご質問):口座に分配金が入金されていました。分配金とは何でしょうか?
https://support.wealthnavi.com/hc/ja/articles/115005340027
分配金が一定額を超えると自動で追加されるということが分かりました。
|投資銀行の対応
他の投資信託銀行、数行に同じ問い合わせをしました。
回答はいずれも同様。
・分配型リートで分配額を元本に組み込みすることは可能。いわゆる再投資です。
・一定の利益が発生しても組み入れることは出来ない。
・元本に組み入れるのは「積立投資」した金額のみ。
残念ながら、利益を元本に組み入れは出来ないようです。
ただし、これは現在の状況なので、組み入れサービスが一般化すれば
投資信託銀行もサービスを拡大する可能性はあります。
だが、現時点ではそれはできないので、
対応しているのはWealthNavi(ウェルスナビ)だけとなります。
|WealthNavi(ウェルスナビ)利益元本組み入れの条件
利益額の元本化は可能だが、その条件はやや厳しい。
Q&Aより
■追加入金後の資産評価額が100万円未満
追加入金により現金部分が資産評価額の2%以上(目安)となると追加投資を行います。
ただし、買付を行うためには、最低でも現金部分として「1,000円と約3ヶ月分の手数料」(目安)が必要となります。例)追加入金後の資産評価額が50万円の場合
現金部分が「1万円(50万円の2%)」と「約3ヶ月分の手数料」の合計額を上回った場合に、追加投資を行います。■追加入金後の資産評価額が100万円以上
追加入金により現金部分が2万円以上(目安)となると追加投資を行います。
ただし、買付を行うためには、最低でも現金部分として「2万円と約3ヶ月分の手数料」(目安)が必要となります。例)追加入金後の資産評価額が200万円の場合
現金部分が「2万円」と「約3ヶ月分の手数料」の合計額を上回った場合に、追加投資を行います。
積立以外で買い付けを行うためには
利益額は「最低現金部分1000円+3か月分の手数料」を超えなければならない。
まず、最低現金部分として1000円の利益を毎日出す必要がある。
そして、3ヶ月分の手数料(1ヶ月分の手数料は、資産評価額の1%)が必要。
すなわち、資産評価額の3%の手数料が必要となる。
この条件「毎日」または、「月」に何回達成するには、投資元本はいくらになるか?が問題だ。
ざっと考えただけでも、結構な高額をつみたてなければならないだろう。
毎日の利益率をみると、0.7%~1%が最頻値。
1000円の現金の条件は 1000円 ÷ 0.7%= 142,857円。元本は14万円が必要。
さらに、資産総額の3%の条件がつく
14万円だと、140000 × 3% =4200円。
つまり、日々の利益が最低5420円以上出ていることが、次の条件となる。
さらに、これは自動で購入している銘柄にもよる。
「分配金が分配される」銘柄であることと、
「分配金が分配される」タイミングに、5420円以上の利益が出ていることが必要。
分配金が分配されるタイミングは、通常月一回だ。
そうすると、毎日追加増資するには、毎日分配金を分配する銘柄であることが必須条件。
自動で利益を積み立てるメリットとデメリットは様々。
デメリットは、そもそもの手数料が若干高め。
メリットはもちろん元本が増えること。
この天秤はどちらが有効か、
また具体的な銘柄にどのようなものがあるのか、現実的に毎日積立と同様の効果を得られる
ポートフォリオを選ぶことができるのか。
もちろんその銘柄がプラスを出す要素を持っている必要がある。
この課題については、引き続きWealthNavi(ウェルスナビ)に問い合わせを敢行。
WealthNavi(ウェルスナビ)は操作画面もシンプルで
初心者にとってはとても扱いやすい、アプリ&ウェブページだ。
シンプル故、細かいカスタマイズは現状難しい。
たしかに、個別にカスタマイズしなくとも、利益を出すことは検証出来てきた。
月々の積立てで充分なパフォーマンスを出しているWealthNavi(ウェルスナビ)。
せっかくなので、さらに高パフォーマンスにつなげる手立てはないのか、研究しよう。
「投資信託 ロボアドバイザー 松井証券「投信工房」vs「ウェルスナビ」積立タイミング」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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